体幹と脇の感覚の次に、意識してほしいのが「斜めのライン」女優やモデルにポージング指導をするときは、まるで剣術家が相手を切りつけるような動作をしながら、「斜め、斜め、斜め」とよく叫ぶくらいです。いちばん最初の「斜め」はアゴのライン。二番目の「斜め」は肩の関節を結ぶライン。三番目の「斜め」は左右の股関節を結ぶ、腰のラインです。この三つのラインの流れる方向が右・左・右、あるいは、その逆パターンでポージングを決めるのです。この三つの斜めのラインは、左右の体重移動から生まれます。身体の中心線(芯)を軸に、四角いボディを平行四辺形につぶす感じで、女性らしいシャープさを出しつつ、ボディラインを強調して「魅せ」ます。この動きをスムーズに行うには、芯がブレないことが基本。芯がブレてしまうと、グニャグニャした感じになり、「魅せる」どころか、だらしのない印象になります。また、メリハリのきいた体重移動によるキレのある動きは、左右の股関節に身体を乗せる身体感覚から生まれます。ただし、関節や筋肉を動かしていながらも、動作を止めたときは、肩のラインから腰のラインの間のパーツは脇も胸もすべてリラックスした状態であること。これがキメのポーズです。