床に座ったときと椅子に腰掛けたときは、目線の高さに落差があります。これも和風洋風の違いの一種と考えられているのですが、この落差を目上、目下と受けとれば気になります。そこで、畳床と板床の間に目線の落差と同じ落差を設ければよい、こんな考え方でここに一段ほどの段差を設けることがあります。これも一理ある考え方ですが、最近は、これはバリアフリーでないとして床には段差を設けるな、と言われています。ならば、目線の落差はどうしますか。
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それには椅子の座の高さを低くして、落差を気にならないほどにすれば解決します。板床に掘り矩燧を造ったりしているのですから、板床に座ることだってあります。椅子の座を低めにすれば、床座の生活と椅子座の生活の同居に違和感がなくなるでしょう。こんなところにも、和風洋風の峻別を廃して生活を融合させていくための、糸口があります。