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イタリア製品についているラベル

イタリア製品についているラベルには、「amano(アマーノ)」と記されていることがよくあります。ハンドメイドの意味であり、これが堂々とついていることからも分かるとおり「手作りがなによりも素晴らしい」との誇示でもあるのです。いくら有名ブランドがいいとは言え、我々の体型は人それぞれ。自分の体にピッタリ合う服を着たいとなれば、手作りする以外にありません。生地、デザイン共にチョイスでき、この世にひとつしかない服を身につけられる。こんな贅沢がどこにあるでしょう。うれしいことに、イタリアには「サルタ」と呼ばれる仕立屋がたくさんいます(紳士用仕立屋は「サルト」)。ただ、プロとして店を構えているところは料金が高く、日本とあまり変わらないぐらいの仕立て代。G・N・Pや物価が日本とは比較にならないくらい低い国なので、いかに法外な高さか推して知るべし。こういうサルタはリッチな方々しか利用できません。けれど一般庶民でも、利用できるサルタがいるのです。店を構えてはいないけれど腕はプロ級、家の一室を裁縫室にあて、ひとりガタゴトとミシンを踏む、そんなサルタに仕立てを頼みます。口コミの仕事のみ受けるゆえ、一見、サルタは数少ない印象を受けがちですが、知ってしまうと驚くなかれ。自宅周辺にも、かなりの数のサルタがいました。店構えをしていない分、仕立て代は無論ずっとお安い。人によっては、これじゃ割りが合わないでしょうに、というサルタもいるほどです。