すべての商売は需給バランスの上で成り立っているから、どのくらいの需要がどのように発生するのか、それはどの程度維持できるのか、需要は収斂するのか拡大するのか。要はマーケットの存在と大きさにかかってくる。だから、現時点で駐車場の絶対数が少ないからといって、やたらにそれを増やせばいいというものでもない。土地所有者にしても、ただ貸すだけの場合もあるし、売りたいという者もいる。売らないといっても、かりに自分がビジネスとして加盟し、商売が成立するなら売ってもいいという考え方もある。フランチャイズ手法が事業拡大に適しているといっても、需給バランスの兼ね合いから考えなければならないため、こうした土地所有者の思惑も視野に入れておく必要がある。一気に拡大して、短期間で尻すぼみになるのは避けたい。専門家がチャンスをうかがっているのは、ビジネスとしての懐の深さと裾野の広さを測っているからだろう。ただ、土地は塩漬けのまま固定しておいては、国としての活力を生まない。分譲して流通させることにより、遠心力的な活力と求心力的利益を生む構造になっている。特にいまは、バブルがはじけて土地が膠着している状態であるから、何らかの形でこれを動かす必要がある。だから、専門家は容積率の緩和を働きかけ、この塩漬け土地を流通させたいといっている。
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